長野県松本市で14日、第9回全日本男声合唱フェスティバル(全日本合唱連盟、朝日新聞社主催)が開かれる。前回のフェスは4年前に長野市で予定されていたが、新型コロナ禍で中止となった。再挑戦の試みに全国から約600人の歌い手が集まり、歌で心を通わせる。
「リベンジですね」。県合唱連盟理事長の中村雅夫さん(64)は話す。
第8回フェスは2020年7月に長野市で予定され全国から24団体が出場予定だったが、コロナ禍で中止になった。飛沫(ひまつ)感染の恐れから合唱の練習も取りやめになり、しばらくは開催を見通せなかった。
22年末ごろ、復活を求める声が県内外からあがる。新型コロナの完全な収束は見通せなかったが、「このまま途絶えるのは残念」「歌いたくてうずうずしている人が大勢いる」という声が県合唱連盟に届いた。
楽都・松本で
「復活は長野県で」という声…