鹿児島市のレコード会社が、2023年に亡くなった歌手・八代亜紀さんの「フルヌード写真」付きのCDを売り出すと発表し、批判の声が相次いでいる。八代さんの意向で生前に設立され、肖像権などを管理する会社は「絶対に許すことはできない」と声明を出し、販売に抗議する署名活動も始まった。識者は「本人の承諾なく性的な画像を公開するリベンジポルノの可能性がある」とレコード会社の姿勢を問題視する。
このCDは「ニューセンチュリーレコード」が4月21日に発売するとホームページなどで予告。「舟唄」などの収録曲目とともに、20代の頃に同棲相手が撮影した「フルヌード写真2枚が掲載」などと説明する。
同社の代表取締役、早川寛氏は朝日新聞の電話取材に応じ、「約25年前、八代さんが所属し、後に倒産したレコード会社の関係者から、一部の楽曲の原盤権や、八代さんの公私の写真などを買い取った」などと話した。
早川氏は「売買契約書もある」と主張。「(CD発売の目的は)あくまでビジネス。何の法律に違反するというのか。文句があるなら権利を買い取ればいい」と話す。
八代さんの生前に本人の意向…