埼玉県八潮市で今年1月に起きた道路陥没事故に絡んで、全国の上下水道に関わる自治体職員らでつくる「全日本水道労働組合」(全水道、古矢武士中央執行委員長)が15日、国土交通省で会見した。水道・下水道事業の人員削減や民間委託が進んでいる現状に触れ、「社会インフラの足下から崩壊しつつある事実を受け止め、政策の方向性の転換を強く望む」との声明を出した。
八潮市の事故では、地下約10メートルにある下水道管(直径約4・75メートル)が破損して陥没ができ、中にトラック運転手の男性が転落。約3カ月たった5月2日に、男性の遺体が引き上げられた。
この事故について、全水道の…