公立病院による医師らへの未払いが、宮城県内でまた明らかになった。栗原市の三つの市立病院で、医師や看護師らの時間外勤務手当や休日手当などの一部が未払いになっていた。大崎市民病院で判明した未払いと構図は似ており、同様の未払いは県外の自治体病院にも広がっている。
病院側によると、未払いは2024年4~10月分で延べ720人、計約1343万円に上り、病院は昨年12月、医師や看護師らに未払い分を支給した。時間外手当などを計算する際の基礎となる賃金を誤っていたことが原因だったという。
賃金の誤りが発覚したきっかけは、大崎市の大崎市民病院で時間外手当の未払いがあることが、報道で明らかになったことだったという。これを受け、病院側が調査したところ、一部未払いがあることがわかったという。
時間外手当などの一部未払い…