米ワシントンの連邦議会議事堂=ロイター

 米大統領選と同時に実施された連邦議会選で、共和党が下院(定数435)で多数派を維持することが確実となった。米NBCやABC、CNNなど複数の米メディアが13日、相次いで報じた。共和党が大統領選を制し、上下両院でも過半数を占めるのはトランプ前政権前半の2017~19年以来。25年1月に就任するトランプ次期大統領が政策を実現しやすい環境が整う。

 下院は2年ごとに全議席が改選される。改選前の議席は民主党212、共和党220、欠員3だった。いくつかの接戦区の勝敗が決め手となる状況で、共和党が最終的に競り勝った。

 大統領選を制したトランプ氏は、全米の得票数でも共和党候補として20年ぶりに民主党のハリス副大統領を上回る勢いで、下院選でも共和党に強い追い風が吹いた。

 2年ごとに約3分の1が改選…

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