18日に閉幕した米共和党全国大会では、トランプ前大統領(78)の影響力がますます強まっている現状が浮き彫りとなった。共和党内でも少数派となった「反トランプ」の人たちは、現状をどう見ているのか。
- いつもの過激な発言控え、トランプ氏が国民の団結訴える 米大統領選
17日、ウィスコンシン州ミルウォーキーの店で、党大会に合わせ「反トランプ」を旗印にした集会が開かれていた。トランプ氏に危機感を持つ人々による「プリンシプルズ・ファースト」が企画した。
2009~11年に共和党全国委員長を務めたマイケル・スティール氏は、投票先を悩んでいる人たちに語りかけた。「自分の国よりも優先すべきものはない」と、トランプ氏の当選を阻止するため、民主党のバイデン大統領(81)への投票が必要だと訴えた。
「カルトのよう」嘆く声も
トランプ氏は20年の大統領…