2024年7月17日、「反トランプ」を旗印にした集会で演説するマイケル・スティール元共和党委員長=ウィスコンシン州ミルウォーキー、清宮涼撮影

 18日に閉幕した米共和党全国大会では、トランプ前大統領(78)の影響力がますます強まっている現状が浮き彫りとなった。共和党内でも少数派となった「反トランプ」の人たちは、現状をどう見ているのか。

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 17日、ウィスコンシン州ミルウォーキーの店で、党大会に合わせ「反トランプ」を旗印にした集会が開かれていた。トランプ氏に危機感を持つ人々による「プリンシプルズ・ファースト」が企画した。

 2009~11年に共和党全国委員長を務めたマイケル・スティール氏は、投票先を悩んでいる人たちに語りかけた。「自分の国よりも優先すべきものはない」と、トランプ氏の当選を阻止するため、民主党のバイデン大統領(81)への投票が必要だと訴えた。

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