米共和党全国委員会のナンバー2の共同委員長であるララ・トランプ氏が16日、ウィスコンシン州ミルウォーキーで開催中の党全国大会で演説した。義父であるトランプ前大統領の銃撃事件を受けて演説内容を大幅に変更したと明かし、米国民の団結を前面に打ち出した。
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ララ氏は冒頭、事件を受け、事前に用意していた原稿を大きく変えたと説明。その上で「我々を分断するものより、団結させるものの方が多いことを忘れてはならない」と呼びかけた。「トランプ氏の政治集会では、黒人や白人、同性愛者、共和党、無党派、そして民主党の人々とさえ友人になれる」と述べ、共和党やトランプ氏の陣営が包摂的であると主張した。
トランプ氏の人柄や大統領としての実績をたたえる一方、バイデン民主党政権への批判は抑制的だった。「米国がなぜ間違った方向に進んでいるのかと考えている米国人は多い」と述べたが、バイデン氏の名前には一度も言及しなかった。バイデン氏の高齢問題への言及や、経済、移民政策などへの批判も控えた。
さらに、銃撃事件へのトラン…