会見する共産党の小池晃書記局長=2025年6月30日午後5時10分、国会内、安倍龍太郎撮影

 共産党の小池晃書記局長は30日の会見で、参院選(7月3日公示、20日投開票)に向けて立憲民主党と続けてきた候補者調整を終えたと発表した。共産はすでに福島と鹿児島両選挙区で公認内定の新顔を取り下げたほか、15選挙区で擁立を見送る。これにより全国32の1人区のうち17選挙区で立憲の公認や推薦候補との一本化が実現した。

 小池氏は「ここまで来たことは非常に良かった。前向きの結果になったと思う。大変良かった」と成果を強調した。ただ、1人区でも青森、群馬、栃木、福井、岐阜、奈良の6選挙区で立憲との競合が残った。小池氏は「立憲側から要請がなかったなどの事情がある」と説明した。

 2019年参院選では、立憲、国民民主、共産、社民の4党が候補を一本化し、32の1人区で10勝を挙げた。11選挙区にとどまった22年参院選では、4勝に終わっている。

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