落選が確実となり、選挙戦をともに戦った県内の地方議員とねぎらいあう藤原誠也氏(右)=2025年7月21日午前1時43分、神戸市兵庫区、宮坂奈津撮影

 参院選で改選14議席と躍進した参政党は、兵庫選挙区(改選数3)でも競った。新顔の藤原誠也氏が27万3844票を獲得。落選したが、3位で当選した自民現職に約1万1千票差に迫った。県内での比例区票は約33万票(得票率12.51%)と、約8万3千票だった前回2022年の4倍に増えた。

 藤原氏の得票を市区町別にみると、都市部での支持が目立った。神戸市中央区では2番目で、当選した公明、自民の現職2人よりも多かった。姫路市や地元の加古川市など6市区では3位だった。阪神エリアで人口の多い尼崎、西宮、伊丹市では自民を上回った。

 こうした躍進の背景の一つは…

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