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兵庫県

 兵庫県教育委員会は、県立全日制高校の統合・再編計画について、2025年度に続いて予定している次期統合の対象校公表と、28年度の開校予定を延期すると7日、発表した。

 22年に発表した県立高校教育改革第3次実施計画に基づき、まず県立全日制高校14校を6校に統合し、今春開校したのは、神戸北・神戸甲北を統合した「北神戸総合」▽伊川谷・伊川谷北を統合した「神戸学園都市」▽西宮北・西宮甲山を統合した「西宮苦楽園」▽三木北・三木東・吉川を統合した「三木総合」▽姫路南・網干・家島を統合した「姫路海稜」▽福崎・夢前を統合した「播磨福崎」の6校。

 後期は、阪神、丹有、東播磨、中播磨、西播磨の各地域で計12校を6校に統合する計画だった。その対象校の公表が今年度だったが、それを来年度以降に、28年度の開校も29年度以降に延期する。今年度に予定していた定時制(多部制)・通信制の統合対象校の公表も、来年度以降に延期する。

 延期の理由について、県教委は、前期の統合・再編の検証が必要になったことや、姫路市の市立高校の統合計画や私学高校無償化などの社会情勢の変化、今後国から示される高校教育改革の基本方針などを挙げている。

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