兵庫県の内部告発問題を調べた県議会の調査特別委員会(百条委員会)の委員だった丸尾牧県議が28日、県庁で記者会見し、自身を中傷したとするX(旧ツイッター)の投稿について、東京地裁がXの運営会社に発信者情報の開示を命じたと明らかにした。命令は18日付。
丸尾氏によると、命令の対象は昨年11~12月、「デマ拡散による知事失脚の主犯格とされている丸尾」「丸尾まきの犯罪行為 前県民局長へのパワハラ殺人疑惑」などと投稿した三つのアカウント。
丸尾氏は、投稿が名誉毀損(きそん)に当たるとして、昨年12月にXの運営会社や東京地裁に発信者情報の開示などを求めていた。
丸尾氏は今後、これらのアカウントに登録された電話番号やメールアドレスなどを運営会社から開示される見通し。発信者に謝罪の投稿を求め、応じない場合などには損害賠償請求も検討するという。
丸尾氏は「(投稿から)7カ月がたち、名誉回復は難しい。速やかに名誉回復できる仕組みをつくる必要がある」と話した。