兵庫県の斎藤元彦知事らが内部告発された問題で、斎藤氏は11日の定例会見で辞職する考えを改めて否定した。県議会では全会派・全議員が斎藤氏に辞職を求める方針。
斎藤氏は同日の会見で、記者から2021年知事選で斎藤氏を推薦した自民党も12日に辞職要求を行うことを問われ、「大変申し訳ない」と涙を浮かべた。斎藤氏は「議会終わるたびに会派の控室も行きましたけど、そこで『頑張れよ』っていうふうに、当時言っていただいてました」と振り返り、「こういう状況になったっていうことは、申し訳ないなという思いで、自分自身に対して悔しい思いではあります。本当に申し訳ない、という思いで私自身はいます」と声を震わせた。
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そのあと、今後の対応について問われ、「私自身は決して完璧な人間ではないので。間違いもあったかと思いますけども、自分自身はこれからも一生懸命あくまで県民のみなさんのためにやっていきたいという思いでいます」と語った。
さらに「私自身がまだまだ力不足。それでも未来の兵庫のために頑張っていきたいという思いは、いまでも持っています」と話した。(島脇健史、石田貴子)