兵庫県の斎藤元彦知事は21日、県の元幹部職員が知事らを内部告発した文書をめぐり、第三者機関を設置して改めて調査を行うと表明した。県議会の内藤兵衛議長が同日、第三者機関の設置を求める要請文を提出したのに対して答えた。県はすでに行った内部調査で「文書の核心部分が事実ではない」などとして、元幹部を停職3カ月の懲戒処分としたが、県議会の一部から「疑惑を向けられた知事の下での調査では不十分」との指摘が出ていた。
県議会側は「県政に対する県民の信頼回復のためにも、より客観性を担保した調査が行われるよう要請する」とし、委員の選任や調査方法などを県議会の意見も踏まえて決めるよう求めた。斎藤知事は「二元代表制の一翼である議会の大変重い要請だと認識している」と応じた。
この文書は「知事から職員へ…