ミャンマーのマンダレーで2025年3月30日、地震で建物が倒壊した現場で救助活動にあたる人々=ロイター

 今回のミャンマー地震は、2021年の軍事クーデター以来、内戦状態にある地域を直撃した。国軍と対立する民主派は、被災地での軍事活動の一時停止を宣言したが、国軍側は30日にも空爆を継続。人道危機に拍車がかかる恐れがある。

 同国の民主派「国民統一政府(NUG)」は29日の声明で、同派の武装勢力「国民防衛隊(PDF)」に対し、30日から4月12日までの2週間の停戦を命じたと明らかにした。被災地と支援活動に関わる地域が対象で、防御的な活動は停止の対象外としている。

 ミャンマー各地では21年の軍事クーデター以降、PDFなどの民主派武装勢力や少数民族系武装勢力と、国軍の戦闘が続いている。

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