Smiley face
写真・図版
イエメンで2025年1月、ユニセフの教育プログラムで学ぶ、学校に通えなかった子どもたち=日本ユニセフ協会提供
  • 写真・図版

 内戦が10年間続き、人道危機が深刻化しているイエメンで活動を続けるユニセフ(国連児童基金)現地事務所の根本巳欧副代表が28日、オンラインで記者会見を開いた。国際社会からの資金援助の減少など直面する課題を説明し、「生き延びたい、学びたいと思っている子どもたちを忘れないでほしい」と呼びかけた。

  • トランプ氏、フーシを「外国テロ組織」に再指定 人道支援に悪影響も

 イエメンの人口は約3370万人で、このうち半数以上が18歳未満。80%以上が貧困ライン以下の生活だという。人口の約6割にあたる1950万人が支援を必要としており、このうち1千万人が子どもだ。

 5歳の誕生日を迎える前に亡くなる子どもが1千人あたり41人いる。270万人の子どもが学校に通えていない。子どもの28%が一度も予防接種を受けておらず、2人に1人が慢性的な栄養不良だという。

 しかし、国際社会が認めた政…

共有