24日の外国為替市場で、対ドル円相場は円高が進み、一時1ドル=153円台をつけ、5月中旬以来、約2カ月ぶりの水準となった。日米で金融政策が変更され、金利差が縮小するとの見方から円を買ってドルを売る動きが強まっている。
米国では、23日に公表された経済統計などから景気が減速しているとの観測が拡大。米連邦準備制度理事会(FRB)が利下げを進めるとの予想が強まった。
一方、日本銀行は30~31日に開く金融政策決定会合で追加利上げに動くとの見方も市場ではくすぶっている。このため、金利の上がりそうな円を買い、下がりそうなドルを売る動きが進んだ。東京市場の24日午後5時時点では前日同時刻より1円45銭円高ドル安の1ドル=154円58~60銭だった。
24日の東京株式市場では円…