円相場 9日の米ニューヨーク外国為替市場で、対ドル円相場が一時1ドル=143円台をつけた。昨年10月以来、約半年ぶりの円高ドル安水準となった。 米国が9日に84%の相互関税を発動。これに対抗して、中国も50%上乗せした84%の報復関税を課すと発表したことで、関税のかけあいによる景気悪化への懸念が拡大した。株式市場の不安定さが続いたことも、比較的安全な資産とされる円を買う動きにつながった。