約120年ぶりの大修理に入る奈良市の興福寺五重塔。昨年4月から工事のための建屋(素屋根)が組まれていく様子の写真を撮りためた。
大きなクレーンが部品を次々とつり上げ、少しずつ鉄骨の建屋が組み上がっていった。昨年末には屋根もでき、今年2月にはシートで囲まれて塔の姿が見えなくなった。
その外観はまるで三角屋根の巨大なビルのよう。塔を見慣れた市民らにとっては少し寂しくもあるが、「新しい観光スポット」とも言える。外国人観光客の目にはどう映るだろう。
再び塔の姿が見られるようになるのは、修理が完了する2034年ごろとみられる。
4月 まだ建屋がない
6月 建屋が徐々に…
7月 塔の屋根の高さまで
9月 建屋に屋根が
12月 屋根がしっかり
2月 シートで囲まれた