オープンAI日本法人の大久保和也氏=東京都内、五十嵐大介撮影

 対話型AI(人工知能)のChatGPT(チャットGPT)の最新版「5」に対し、慣れ親しんだ利用者から応対が「冷たい」と困惑の声が上がった。運営する米オープンAIはこの「心理的な依存」をどうみているのか。同社日本法人の渉外担当の大久保和也氏に聞いた。

 ――GPT5の応対はどう変わったのか?

 「前のバージョンのGPT4o(フォー・オー)ではフレンドリーだった回答のトーンを、アドバイザーやコンサルタントのような客観的なトーンで出すように変えた。GPT5はわからないものは、わからないと回答する。機微な情報について答えない時は、理由もきちんと利用者に示して納得感のある形にしている。すると、(利用者から)ちょっと寂しいという反応があった」

 ――なぜ変えた?…

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