9月になっても酷暑が続く。そんな中、子どもの熱中症対策として、愛知県常滑市や瀬戸市が、全公立小学校で冷凍庫の設置を始めた。児童たちが登下校時に使っている冷却グッズ(ネッククーラー、保冷剤、冷感タオルなど)を冷やすのが目的だ。校内での自動販売機、大型冷風機の設置など、「危険な暑さ」から子どもを守る様々な取り組みは広がりつつある。
3日午後、常滑市の市立常滑西小(児童数648人)。下校前の1年生の児童たちが廊下に置かれた冷凍庫の前に集まってきた。中に入れていたネッククーラーなど冷却グッズを取りにきたのだ。
冷凍庫は幅48センチ、奥行き50センチ、高さ85センチ(容量60リットル)。市が全9小学校の教室や廊下に計111台を設置し、2学期から稼働させている。
児童たちは登校時に使った冷却グッズを袋に入れ、冷凍庫で冷やしておき、下校時に再び使っている。
19台が置かれた同校では2…