重度の障がい者向けに考案されたスポーツ「ボッチャ」のチームが、企業や地域のイベントなどに出張してボッチャを体験してもらう事業に取り組んでいる。選手が「プロ」として、ボッチャに関わっていくことをめざしている。
大阪府八尾市にある障がい者福祉施設「ノーサイドCLUB」の一室。車いすに座る選手らが、色のついた球を白い「目標球」に向け、転がしていく。
パラリンピックの正式種目でもあるボッチャは、投げた球を目標球にいかに近づけるかを競うスポーツだ。
施設のメンバーらで昨年4月に結成したチームの名前は「ノーサイド・ジェッツ」。重度の障がいがある18人が週に3回、練習に励んでいる。
それぞれが、もてる力をフル…