台湾では異例の「台湾有事」を扱ったドラマを制作した狙いはどこにあるのか。台湾ドラマ「零日攻撃 ZERO DAY ATTACK」のプロデューサーの鄭心眉さんに話を聞きました。

  • 台湾有事描く異例ドラマ配信で賛否両論 制作者「危機向き合って」
台湾ドラマ「零日攻撃 ZERO DAY ATTACK」のプロデューサー、鄭心眉さん=2025年1月7日、台北、高田正幸撮影

 ――そもそも、今このドラマを制作しようとした理由は何でしょうか?

 中国の台湾侵攻がどんどん近づいているという切迫感がありました。例えば(台湾周辺で)大規模な軍事演習を繰り返し、(中台間の事実上の休戦ラインとされた)中間線を中国軍機が頻繁に超えてきます。ウクライナと同じことが台湾でも起こるのではないかと、非常に心配しています。

「砲弾が飛び交うだけが戦争ではない」

 一方で、そうしたニュースに…

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