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日比谷図書文化館の1階カフェスペースにある書籍販売のコーナー。同館で開催する講座内容に合わせた書籍などが並んでいるという=東京都千代田区
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 出版不況や若者の本離れが指摘されるなか、図書館、出版社、書店が協力し、新たな道を切り開けないか――。そんなねらいで企画されたイベントが、東京都千代田区で開かれた。

 「書店も図書館も、引っ込み思案をやめましょう」

 7月中旬、区立日比谷図書文化館のホールで、菊池壮一さんが参加者に語りかけた。菊池さんは、リブロ池袋本店(2015年に閉店)の店長や日比谷図書文化館図書部門長などを経て、現在は出版アドバイザーとして活動する。出版不況や読書離れについて、「人を頼りにしているだけではダメ。動けるところから動き出しましょう」と呼びかけた。

■変化の鍵は「書籍販売」と「…

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