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開港30周年を迎え、航空社会のスタッフらが合同で横断幕を掲げて乗客を見送った=4日午前、関西空港、田中章博撮影
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 関西空港は4日、開港から30年を迎えた。就航する国内航空各社のスタッフらが感謝を込めて、駐機場で横断幕を掲げて出発便を見送った。

 午前9時すぎ、150人近い乗客を乗せた日本航空の出発便に、地上スタッフや整備士らが「おおきに おかげさまでKIX30周年!!」と書かれた横断幕を持って、手を振った。搭乗前の乗客らもメッセージを見て手を振り返していた。

 別の駐機場では、全日空の地上スタッフの武久芽生さん(23)が、機内の乗客が見えるように「ありがとう」と水を使って文字を描いた。

 ターミナルの1階では、関空を運営する関西エアポートの職員らが公式キャラクター「そらやん」の記念ステッカーを配った。

 米・ロサンゼルスに娘(19)と旅行に行く愛媛県今治市の澤岡愛子さん(49)は、ステッカーを受け取って「30周年やったんや」と感慨深げ。大学生のときの初めての海外旅行が、開港した1994年に関空から向かったロサンゼルスだった。30年ぶりの再訪の出発が開港の日と重なったのは偶然だという。「運命的ですね」と話した。(田中章博)

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