警視庁が1~6月の上半期に認知した刑法犯は4万4929件で、前年同期比で3402件増加した。同庁が31日、発表した。2年連続で前年同期を上回り、新型コロナが5類に移行し、人流が増えたことが一因とみている。
刑事総務課によると、特に増えたのは窃盗犯の自転車盗で1万2927件(前年同期比1181件増)。前年比からの増加分の3割以上を占めた。
賭博やわいせつなどの風俗犯は1164件(同757件増)。昨年4月に新設された性的姿態撮影等処罰法違反が717件で、増加分の大半を占めた。
検挙件数は1万6253件(1万1490人)で、前年同期の1万5118件(1万627人)より増加した。検挙率は36・2%(前年同期比36・4%)だった。(御船紗子)