メンバー全員が地方出身のアイドルグループ「LarmeR（ラルメール）」が今秋、初の全国ライブツアーをスタートさせる。21日にあった定期ライブで発表された。10月から来年1月にかけ、メンバー6人のそれぞれの出身地を含む9カ所（計13公演）を回る。
サプライズ発表に歓喜
ラルメールは、AKB48の音楽制作などに携わってきた湯浅順司さんが「一雫から世界の海へ」をテーマに昨年立ち上げた。今年1月に元AKB48の坂口渚沙さんら5人でお披露目され、4月に凪乃瑚々奈さんが加わり6人組になった。
21日、川崎市内であった定期ライブの終盤に、全国ライブツアーがサプライズで発表された。出身地（ルーツ）を巡ることがコンセプトで、メンバーの出身地とともに会場が1カ所ずつ紹介された。メンバーも会場のファンも驚きながら、何度も歓声を上げた。
地元への凱旋（がいせん）となるライブ開催に、新潟県出身の牧野りりささんは「びっくりしすぎて涙が出てこない。実感できていない。自分の地元でライブができるまで5年くらいはかかるかなって……。このメンバーで、みんなの地元に行けるのがうれしい」と喜んだ。
ツアーは、10月13日に坂口さんの地元・北海道旭川市でスタートし、メンバーそれぞれの地元とライブをしたことがある佐賀県を回り、来年1月22日に東京でファイナルを迎える。（小松隆次郎）
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定期ライブ終演後、メンバー6人が報道陣の取材に全国ツアーへの意気込みを語った。
坂口渚沙（23） 北海道出身
メンバーの地元にも行けるスケジュールになっていますし、方言を使って歌詞をちょっと変えてみることとかをしてみたい。日本全国の食べ物も食べたいです。全国ライブツアーは本当に大きな一歩を踏み出すためのチャンスでもあるので、そのチャンスをしっかりものにして、全国にラルメールのファンの方を増やせるように頑張りたいと思います。
■凪乃瑚々奈（19） 愛知県…
