第107回全国高校野球選手権大会(朝日新聞社、日本高校野球連盟主催)に愛知代表として出場する豊橋中央が30日、大村秀章・愛知県知事を表敬訪問した。
愛知県公館を訪れたのは、砂田隆晴主将、高橋大喜地(だいきち)投手(いずれも3年)、萩本将光監督、高倉嘉男校長。豊橋市からは第33回大会の豊橋商以来74年ぶりの夏の甲子園となり、高橋投手は「自転車に乗っていると『ナイスピッチ!』と言ってくれる人もいる。応援されていると感じてうれしい」という。愛知大会で試合中に見せ話題となった、アントニオ猪木さんの顔まねも披露した。
砂田主将は「甲子園でもポジティブに元気よく、見ている人を楽しませる野球をして、それに結果がついてくれば」。萩本監督は「人の心を動かす試合をしたい」と抱負を語った。
大村知事は「晴れ舞台を満喫し、階段を上るように一戦一戦勝ち上がってください」とエールを送った。
選手らはこの日、朝日新聞名古屋本社や豊橋市役所も訪問し、決意を新たにした。豊橋市役所では、市民や職員ら約350人が大きな拍手で迎えた。長坂尚登市長は「めちゃくちゃうれしいです。全国制覇をめざして、砂田主将が言うポジティブで楽しい野球を貫いてほしい」と激励した。高校・大学が同窓だという高倉校長と抱擁を交わした。