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「ゴールド、金賞!」の発表を聞き、喜び合う嵯峨野の生徒たち=2024年8月7日、京都市左京区、河原田慎一撮影
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 第61回京都府吹奏楽コンクール(府吹奏楽連盟、京都市、朝日新聞社主催)は7日、京都市左京区の京都コンサートホールで高校の部Aの1日目の演奏があった。この日は22団体が出場し、審査の結果、7団体が金賞を受賞した。

 同部門は8日も続き、両日の金賞を受賞した団体の中から、関西大会に進む府代表が決まる。

  • 中学・高校に最も選ばれた吹奏楽曲は 昨年のコンクール800校集計

 7日の結果は次の通り。

 【高校A】金賞=南陽、洛南、京都すばる、桃山、京都両洋、京都共栄学園、嵯峨野▽銀賞=莵道、京都廣学館、同志社国際中高、紫野、鴨沂、京都聖母学院中高、立命館宇治▽銅賞=京都先端科学大付中高、洛北高・付属中、北嵯峨、堀川、西舞鶴、福知山高・付属中、宮津天橋、大谷中高

個性あふれる初日の演奏をレビュー 

 京都の高校吹奏楽の「夏」が始まった。初日は、迫力を求めるよりも、和音の移り変わりの美しさなどを聴かせる演奏が続いた。

 大編成の部ながら40人前後の比較的人数が少なめの学校も多く、それぞれが特色を生かせる自由曲を選んで「自分たちの音」を豊かに響かせた。

 最初に舞台に登場した南陽は、「白と黒で」を意味するドビュッシーのピアノ曲「アン・ブラン・エ・ノワール」を自由曲に選んだ。

 一つ一つの音の出し方が柔らかで、上品な響き。フルートやクラリネットが織りなす旋律と、木管低音やコントラバスのの対比が際立ち、金賞を受けた。

 昨年、府代表に選ばれた洛南は、今年は42人のバンドでパートごとの人数にも差があるため、迫力ではなく「正確さと表現で勝負する」と、自由曲にバルトークの「舞踏組曲」を選んだ。編曲は昨年に続いて顧問教諭の池内毅彦さんが担った。

 3和音に3人をあてられない…

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