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スーパーマーケット「バロー」広見店の屋上に備え付けられた太陽光パネル=2023年9月18日、岐阜県可児市広見、市野塊撮影
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 電気代が値上がり傾向の中、売電が一般的だった太陽光発電の電気を自家消費する動きが広がっている。自家消費は、家庭に限ったことではない。

  • 太陽光は「売る」より「使う」がお得 自家消費のカギは昼間の給湯機
  • 【そもそも解説】再エネ制御、急増の背景と減らすためにできること

 東海3県を中心にスーパーマーケットやホームセンターなどを展開する「バローホールディングス」(岐阜県)は積極的に進めている。

 「パネルを載せられるところはどんどん載せています」と番直人・店舗運用部部長。約350店舗で計3万8千キロワット分を導入。年間6億~8億円の電気代削減効果をあげているという。

発電事業者が店の屋根に太陽光 PPAとは

 敷地内の太陽光パネルで発電した電気を自ら使うと、電力会社から電気を買う場合に上乗せされる「託送料金」(送電線使用料)やFITに伴う「再エネ賦課金」がかからない。電気代の4割程度を占めるこれらが省かれ、燃料代がタダの太陽光の電気を安いままで使うことができる。

 同県可児市の広見店の屋上に…

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