【群馬】第103回全国高校サッカー選手権大会で優勝した前橋育英の前主将・石井陽さん(18)が19日、母校の前橋市立桂萱(かいがや)東小学校を訪れ、6年生約80人と交流した。石井さんはコミュニケーションの大切さを語り、これから中学生になる後輩にエールを送った。
石井さんは桂萱東小卒業後、中学では強豪の前橋FCでプレー。前橋育英では1年時から試合に出場し、3年時に7大会ぶり2度目の全国制覇に貢献した。4月からは明治大学でサッカーを続ける。
母校の児童に、「自分から色んな人と関わってみることが大事。僕もチームメートや先生の意見を積極的に聞きにいって、かみくだいて成長につなげられたことが優勝につながった」と語った。
児童からは「強い心を持つためにはどうしたらいいか」「決勝前の心境は」など質問が殺到。石井さんは「やりたいことや楽しいと思う自分の気持ちを信じること」「大観衆の前でプレーできる楽しみが強かった」と丁寧に答えていた。
石井さんの大ファンの佐藤翼さん(12)は、「石井選手のお話をずっと忘れない。中学で勉強もスポーツも頑張ろうと思えた」と話した。