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写真・図版
林正之さん=2024年8月27日、氷見市役所、前多健吾撮影

 前氷見市長の林(はやし)正之(まさゆき)さんが8日午後9時10分、膵臓(すいぞう)がんのため、高岡市内の病院で死去した。68歳。通夜は11日午後7時から、告別式は12日午前11時から氷見市加納304のウイングホールひみで。喪主は妻ひとみさん、子・福本麻奈美さん。

 林さんは高岡高、京都大工学部卒業後、1979年に富山県庁に入庁。都市計画課長、土木部長などを務め、2017年、氷見市長に初当選した。2期目の24年1月1日、能登半島地震が発生。富山県内で最も被害が大きかった氷見市の復旧復興にあたった。同年夏に体調を崩し、がんを公表。治療しながら市長を続けたが、継続が難しいとして、同年11月に辞任した。

 菊地正寛市長は「地震からの復旧復興に向けて、最後まで被災者の生活再建に全精力を注いでいた姿が目に焼き付いています。心よりご冥福をお祈り申し上げます」との談話を出した。

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