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ソウルの憲法裁判所で2025年2月6日、弾劾審判で証言する郭種根前陸軍特殊戦司令官(中央)。憲法裁提供=東亜日報提供
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 韓国の尹錫悦(ユンソンニョル)大統領が出した「非常戒厳」をめぐり、尹大統領の罷免(ひめん)の可否を判断する弾劾(だんがい)審判の第6回弁論が6日、ソウルの憲法裁判所で開かれた。証人として出廷した当時の軍司令官が、国会から「人員」を引きずり出せとの指示を尹大統領から受けたとし、状況からして対象は「国会議員」と理解したと証言した。

 当時の軍司令官が一連の弾劾審判で、尹大統領の指示内容について具体的に証言するのは初めて。一方、尹大統領の弁護団は「議員を引きずり出すのは不可能な状況だった」と主張し、尹大統領も「常識にそぐわない」と否定した。両者の見解が対立する展開となった。

 郭種根(クァクジョングン)前陸軍特殊戦司令官は、昨年12月の非常戒厳の際に尹大統領から直接電話を受け、「議決定足数が満たされていないようだ。早く国会の扉を壊して、中にいる人員を引きずり出せ」と指示されたと述べた。

 非常戒厳の解除要求決議案を…

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