(16日、第107回全国高校野球選手権大会3回戦 関東第一4―1創成館)
創成館は4番で捕手の山下翔が気を吐いた。「森下(翔太)が1人で投げ抜いてくれていたので。自分が勝たせたかった」。八回に二塁打を放つなど、この日は3安打。九回には盗塁も阻止し、攻守の要が再三見せ場を作った。
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ただ、「守り勝つ野球」を掲げるチームにとって痛かったのは、勝負どころでの守備のほころび。三回には失策でピンチが広がって先制され、九回にも内野手がゴロをこぼして(記録は安打)点差を広げられた。
「創成館といえば守備のチームなのに最後に隙が出てしまったのが悔しい」と山下。初の「夏2勝」を果たしたが、後輩たちに宿題も残した。