長野を舞台にした劇場版「名探偵コナン 隻眼の残像」の公開を前に、スペシャルゲストとして出演した俳優の山田孝之さんと山下美月さんが8日、県庁を訪れた。2人は「長野の魅力がたっぷり伝わると思う」と、人気アニメの新作映画をPRしていた。
今作品には長野県警の警部や刑事が登場し、活躍する。国立天文台野辺山の研究員の声を担当するのが山下さんで、山田さんは炭焼き小屋の主人を演じた。原作を書いた漫画家の青山剛昌さんも昨年に県警を訪れて取材したという。
この日は県庁講堂で山田さん、山下さんと阿部守一知事、鈴木達也県警本部長の4人でトークイベントを開催。県職員や県警職員らが集まる中、山田さんは「(作品の)メインとなる雪山が美しい。見慣れている場所もまったく違う景色を見せてくれると思う」と映画を紹介した。
長野のそばや日本酒を絶賛した山下さんは「(映画を通じ)長野にたくさんのファンが来るのではと楽しみ」と話した。
これまでの劇場版の舞台に取り上げられた北海道・函館などは多くのファンが訪れる聖地になっているという。阿部知事は観光客が、鈴木本部長は警察官を目指す若者がともに長野で増えることを期待し「コナン人気にあやかりたい」。
全国ロードショーは18日から。