能登半島地震のチャリティー企画を立ち上げた作家の今村翔吾さん(左)、小川哲さん(中)、加藤シゲアキさん=講談社提供

 能登半島地震の被災地を物語の力で支援しようと、1980年代生まれの人気作家3人がチャリティー企画「あえのがたり」を立ち上げた。講談社が発表した。

 直木賞受賞作「塞王(さいおう)の楯(たて)」の今村翔吾さん、同「地図と拳」の小川哲さん、アイドルグループ「NEWS」のメンバーでもある加藤シゲアキさんが掌編小説を執筆、他の作家にも参加を呼びかけて、作品集として講談社が年内に書籍化する。参加作家の印税相当額と書籍の売り上げは能登の復興支援に寄付する。

 企画名は能登地方の農耕儀礼「あえのこと」から発想した。「あえ」は「もてなし」、「こと」は「祭り」を意味し、「田の神様」を豪勢な料理と酒でもてなす儀礼だ。

 講談社によると、今年1月中…

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