参院選大敗後も続投に意欲を見せる石破茂首相(自民党総裁)。党内では「石破おろし」を実現するため、中堅・若手議員を中心に、両院議員総会の開催を求める動きが加速している。
「衆院選で負け、参院選でも負け、このまま誰も責任を取らないのはおかしい」「もう首相との信頼関係はなくなっている」――。24日午後、衆院第1議員会館の一室。集まった中堅・若手議員ら約10人は口々に首相への不満を述べた。もともと菅義偉元首相に近い「ガネーシャの会」のメンバーで、一部は昨秋の総裁選で高市早苗前経済安全保障相を支援している。
この会合の席上で配られたのが、「決議」というタイトルの一枚紙だ。「我々自民党国会議員は参院選の結果責任を問い党再生のために、速やかに両院議員総会の開催を求める」と書かれ、賛同者の署名欄がある。両院議員総会は、党国会議員の3分の1以上の署名を集めれば開催できる。
この動きは、自民執行部が2…