テニスの全豪オープン第12日は23日、メルボルンで女子シングルス準決勝があり、ベラルーシ出身の世界ランキング1位のアリーナ・サバレンカが6―4、6―2で同12位のパウラ・バドサ(スペイン)を破り、3連覇のかかる決勝に進んだ。

 車いすの部の各種目の準決勝もあり、男子シングルスでは前回優勝の第1シード、小田凱人(ときと)(東海理化)がマルティン・デラフェンテ(スペイン)を6―1、6―1で下した。小田はオランダ選手とのペアで臨んだダブルスでは敗れた。

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 女子シングルスでは第1シードの上地結衣(三井住友銀行)が李暁輝(中国)に6―4、6―1で勝った。同ダブルスでは田中愛美(長谷工コーポレーション)、朱珍珍(中国)組が決勝に進み、上地と英国選手のペアは敗退した。

つづった言葉は「レッツロック!」

 勝者はテレビカメラに向かって文字を書く。「レッツ ロック!」。準決勝に勝った小田は、英語で勢いよくつづった。

 10歳でテニスを始めた。最初から、一撃で決めるようなショットを狙う子だった。もちろん入らなかった。勝てなかった。「いいものは持っているんだけどね」と周りは言った。テニススタイルに口を出す人もいた。

 折れなかった。自分の理想に…

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