Smiley face
写真・図版
夏山シーズンを迎えてにぎわう乗鞍岳=2025年8月1日、長野・岐阜県境、高木文子撮影
  • 写真・図版
  • 写真・図版
  • 写真・図版
  • 写真・図版
  • 写真・図版
  • 写真・図版

 北アルプスは夏本番を迎えた。長野・岐阜県境の乗鞍岳(3026メートル)では例年より3週間ほど早く高山植物が開花しており、晴天に恵まれた1日、登山客らでにぎわった。

 乗鞍岳は「高山植物の女王」と呼ばれるコマクサが咲き、国の特別天然記念物のライチョウも生息している。

 北アルプスで山小屋のスタッフや山岳ガイドとして40年近く働いてきた福田浩道さん(58)は「冬の積雪は多かったが、6月にあっという間に溶けて早く花が咲き始めた。もう秋の花が咲いている」と話す。

 この日は山岳観光道路(愛称・乗鞍ライチョウルート)にちなんで自然保護について考えるイベントを環境省などが開き、バスターミナル周辺の散策ツアーやライチョウを撮影する写真家の講演などがあった。

 山岳観光道路の通行は10月末まで。マイカー規制があり、畳平までシャトルバスやタクシーを利用する。

共有