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【動画】まずは土の採取からスタート。盛岡総局の屋上にビオトープを設置した=長谷文撮影

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岩手の生き物や植物について記者に解説する学芸員の鈴木まほろさん(左)と渡辺修二さん
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 生き物や植物が自然に生息する環境となる「ビオトープ」を盛岡市中心部につくると、どんな生き物が観察できるのか――。冬本番を前に、朝日新聞盛岡総局では、局舎の屋上にビオトープを設置しました。いちから始める「小さな自然空間」づくりを紹介します。

 市中央通にある総局は、中津川や北上川から1キロメートル以内の距離だ。まず準備したのは、合成樹脂のコンテナ(長さ150センチ、幅90センチ、深さ20センチ)。「近くの川で土を採取して入れればいいだろう」と気軽に考えていた。

 だが、県立博物館の学芸員(植物担当)の鈴木まほろさんに相談すると、「そうすると生えてくる植物の8割は、外来種になるでしょう」という衝撃的な言葉が返ってきた。

「外来種だらけ」を防ぐには

 実は先行してビオトープを設…

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