実が並んで房をつけた露地バショウを見守る清水金光さん=2025年7月30日午後2時38分、秋田市、阿部浩明撮影

 あまりの暑さに、北国秋田で露地バショウが実をつけた。秋田市の秋田大学にあるバショウの茎に6~7センチの実が5房ほどなり、「こんなの初めて見た」と構内を散策する市民らを驚かせている。

 このバショウは、用務員の佐々木恭治さん(81)が15年ほど前に苗を植えたもの。夏に大きな葉をつけるので、納涼の一助になればと植えた。「まさか実まで……。やはり異常な気候なんだね」

 キャンパス内の植物を世話している用務員の清水金光さん(73)も「例年は9月末から10月にかけて開花し、果実がなる前に寒くなって、雪が降ってしまうのに」と、猛暑による「異変」を見守っている。

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 当初配信した記事で「バナナ」としていましたが、正しくはバショウでした。見出しと記事、写真説明を修正しました。また、記事中でバナナの栽培を説明した箇所を削除しました。

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