北朝鮮の朝鮮中央通信は3日、朝鮮労働党の重要政策を議論する中央委員会総会を今月下旬に開催すると伝えた。ロシアとの軍事協力を深めるなか、来年1月に予定されているトランプ次期大統領の就任を前に、どのような対米政策を示すのか注目される。
党政治局が2日に決定した。対米政策に加え、ロシアとの外交方針や、核・ミサイル開発などの軍事面に関する議論も焦点になるとみられている。
年末に開かれる党中央委員会総会では、その年の政策の進み具合を総括し、翌年の重要な計画などを議論する。昨年末の総会では、金正恩(キムジョンウン)総書記が韓国について「敵対的な国家関係」と述べ、従来の平和統一路線を転換する方針を示した。