Smiley face
写真・図版
平壌で2025年6月4日、ロシアのショイグ国家安全保障会議書記(左)と握手を交わす北朝鮮の金正恩総書記。朝鮮中央通信が配信した=ロイター

 ロシア前国防相のショイグ国家安全保障会議書記は17日、平壌で北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)総書記と会談した。ロシア側の発表によると、ウクライナの越境攻撃を受けたロシア南西部クルスク州の復興のため、北朝鮮が工兵ら6千人を派遣することで合意した。インタファクス通信が伝えた。

  • 「英雄」の墓地に無数のロシア国旗 愛国心を求め、国外脱出は「恥」

 発表によると、金氏は、地雷除去をする工兵1千人と、破壊されたインフラ復旧のための軍事建設員5千人の派遣を決めたという。

 ウクライナ軍は昨年8月、クルスク州への越境攻撃を開始した。ロシア軍は北朝鮮軍の支援も受けて反撃を強め、今年4月には「州全域を奪還した」と発表。北朝鮮軍が戦闘に参加していたことも発表していた。

 プーチン氏と金氏は、クルスクでの戦闘で戦死した北朝鮮軍兵士の功績をたたえる記念碑の建立も決定。今回の協議では、両国で平壌に関連施設を建設する計画について議論したという。

共有