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北朝鮮の金剛山に到着した万景峰(マンギョンボン)号=2011年8月31日午前

 北朝鮮の朝鮮中央通信は16日、南東部にある景勝地の金剛山(クムガンサン)について、ユネスコ(国連教育科学文化機関)の世界文化および自然遺産への登録が決まったと報じた。金剛山では韓国の財閥グループが外国人を含めた観光事業を実施したが、2008年に韓国人観光客が射殺されたのを機に事業が中断していた。今回の登録で北朝鮮が観光事業の再開に向け動き出す可能性もある。

 金剛山は1万2千と言われる峰が連なり、海沿いには奇岩が並ぶ「海金剛」がある。同通信は金剛山について「季節ごとの色調と特異な自然美」があり「名山の誇り」としている。

 この地で観光事業が始まったのは1998年。北朝鮮との対話を重視し「太陽政策」を掲げた金大中(キムデジュン)政権のもとで、韓国財閥の一つ、現代グループの現代峨山(アサン)が主導した。

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