韓国の情報機関・国家情報院(国情院)は27日、ウクライナ侵攻を続けるロシアに、北朝鮮が兵士を追加派遣した可能性を明らかにした。規模は把握中としているが、聯合ニュースは韓国軍関係者の話として「1千人を超える」と報じた。
ロシア南西部のクルスク州に派遣された北朝鮮兵について、国情院は4日、「1月中旬から戦闘に参加している様子がないようだ」と明らかにしていたが、27日は「2月の最初の週からクルスクの前線に再び投入された」との見方を示し、追加派遣にも言及した。
聯合ニュースは27日、韓国軍関係者の話として「今年1~2月中に北朝鮮軍の兵力がロシアに移動した」「追加派遣の規模は1千人を超える」などと報道。中央日報も同日、消息筋の話として「1から2月に1千~3千人規模の北朝鮮軍がクルスクに新たに配置された」と伝えた。
北朝鮮兵は昨年10月からロシア入りし、クルスク州には1万~1万2千人がいるとされてきた。ウクライナのゼレンスキー大統領は今月14日、クルスク州に北朝鮮兵2千~3千人が追加で派遣される可能性を指摘していた。