国連安全保障理事会で対北朝鮮制裁の実施状況を監視する「専門家パネル」の任期延長が、ロシアの拒否権行使により否決されたことを受け、国連総会は11日、ロシアに説明を求める会合を開いた。
ロシアのネベンジャ国連大使は拒否権行使の理由について、パネルの活動が欧米寄りのアプローチになってきたためと説明。「偏った情報を記載し、新聞の見出しの分析や画質の低い衛星画像を使うだけ。問題の本質を分析する意思もリソースもない」と批判した。
一方で、ロシアが近いうちに1年間の活動延長を求める独自の決議案を提出するとも述べた。内容は明かさなかったが、北朝鮮への制裁緩和を求めるとみられており、日米韓などほかの理事国が容認する可能性は低い。
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