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平壌で2024年6月19日、包括的戦略パートナーシップ条約の署名式典に臨むロシアのプーチン大統領(左)と北朝鮮の金正恩総書記。ロシア国営メディア・スプートニク代表撮影=AP

 ウクライナ国防省情報総局は24日、ロシアで訓練を受けた北朝鮮兵のうち最初の部隊が、すでにウクライナと国境を接するロシア南西部クルスク州に到着したとSNSで明らかにした。23日に姿を確認したという。

 同州ではウクライナ軍が8月から越境作戦を展開しており、北朝鮮兵が戦闘に投入される可能性もある。

 情報総局によると、北朝鮮兵はロシア東部の五つの軍事施設で訓練を受けており、総数は約1万2千人に上る。情報総局はロシア側の訓練や適応の責任者として、エフクロフ国防次官が任命されたとみている。

 北朝鮮兵に対しては、弾薬や防寒着のほか、毎月トイレットペーパーが50メートル、セッケンが300グラム、それぞれ支給されるという。(ロンドン=藤原学思)

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