門井慶喜さんの連載小説「夫を亡くして」が11月1日から始まる。明治期の詩人、北村透谷(とうこく)の妻・ミナを主人公にした歴史小説だ。 タイトルが予告する通り、透谷が25歳で自死した後を丁寧に描いてゆく。若くして夫を亡くしたミナは、子がありながらも米国留学を果たし、帰国後は教員として老年まで勤め上…