阪神甲子園球場で練習する北海の選手たち=2025年7月31日午前10時57分、兵庫県西宮市、大山貴世撮影

 第107回全国高校野球選手権大会に出場する北海と旭川志峯の南・北北海道代表は31日、阪神甲子園球場で公式練習に臨んだ。

 南北海道代表で全国最多41回目の北海は、午前10時40分から公式練習に臨んだ。

 佐藤瞭磨主将(3年)のかけ声とともに、初披露となった白の帽子姿の選手たちが勢いよく駆け出すと20分間、ノックや投球練習をした。新調した白い帽子は、甲子園の公式戦でも使用する予定だ。

 佐藤主将は「スタンドや電光掲示板、周囲の光景が、まさに憧れの甲子園そのものでわくわくしている」と話した。エースの浅水結翔投手(3年)は「マウンドからは円山、エスコンともまた違う景色が見えた」と感慨深げだった。

 旭川志峯は北海に続き午前11時から。特に「声や雰囲気」を確認しながら、いつものグラウンドと同じようにやることを意識して臨んだ。前半はシートノックを行い、終盤は3人の投手らが交代でマウンドから投げ、感触を確かめていた。

 三塁手の石田健心選手(3年)は、「守備位置に立った時の景色がよかった。甲子園に来た実感がわきました」。選手間の声の通り具合が思ったより悪く、注意しないといけないと感じたという。「試合ではノーエラーで、飛んできた球は体で止めるなり、全部とる」。 マウンドに立って投球練習をした宝泉玄投手(3年)は「エスコンは固くて高くて、投げる時修正が必要だったけど、甲子園のマウンドは感覚も良く、いつも通り投げられた」と話した。

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