気象

 気象庁は、北海道で27日未明から朝にかけて線状降水帯が発生し、大雨災害の危険度が急激に高まる可能性があると26日発表した。土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫(はんらん)に厳重に警戒するよう呼びかけている。

 気象庁は2021年度から、線状降水帯による非常に激しい雨が同じ場所で降り続くと「顕著な大雨に関する情報」を発表している。北海道内で発表されれば、初めて。

 気象庁によると、27日にかけて、前線を伴った低気圧が発達しながらオホーツク海へと進む。前線や低気圧に向かって暖かく湿った空気が流れこみ、北海道などでは大気の状態が非常に不安定となる見込み。特に北海道の上川・留萌地方、石狩・空知・後志地方では27日未明から27日朝にかけて線状降水帯が発生し、局地的に雨量が増えるおそれがあるという。

 27日午後6時までの24時間に予想される降水量は多いところで、いずれも北海道の日本海側の北部・南部で150ミリ▽太平洋側西部、オホーツク海側北部で120ミリ。

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